年少組は親子で泥団子作りをしました。
参観にあたり保護者の皆様には色々と調整して頂き、ご参加くださったことお礼申し上げます。
久しぶりの泥遊びはいかがでしたか?
年少組にとって、泥団子作りってとっても大事な遊びです。
体がたくさん動くようになって、それから手指も動くようになってきます。
2学期前半にはたくさん体を動かし遊んできた子ども達だからこそ、こうした手や、指先を使った遊びができるようになってきました。
入園当初から遊んできた砂場で、山や川、ごちそうなどを作ってきた子ども達。
ままごとをしているときに、型抜きに砂を詰めてひっくり返す中でぎゅっと砂を詰めたら崩れずに型が抜けることに気が付いたり、湿った土の方が崩れないことに気がついていきました。
自分の手を使ってぎゅっと握れば、お団子ができて「いらっしゃいませ〜」とお団子屋さんをする子や、おにぎりを作ってみんなで食べる姿などもありましたよ。
そうした中で泥団子を握る経験をした子もいれば、みんなが集まって泥団子を作っているところに興味を持って作り始めた子、白砂がサラサラで気持ちいいということをきっかけに作り始めた子ときっかけはそれぞれですが、どの子も泥団子を作っていると夢中になって作っています。
手先が器用になってきたとは言え、泥を形あるものにするということも、泥団子を壊れない強さで握ることも、右手・左手と泥団子を持ち替えることと、難しいことが沢山あります。
「こうしなさい」「こうしたらできるよ」と教えられて出来るようになるのではなく、作っては壊れ、壊れては作ってと繰り返し経験していく中から“コツを覚え”泥団子が作れるようになっていきます。
たくさん遊んでいく中で砂の質の違いにも気づいていきました。
経験したからこそわかる事がたくさんあり、それが子ども達の力になっていっています。
今回の泥団子参観はそんな子ども達の発達という部分も感じてもらいながら参加してもらえていたら嬉しいです。
そして、数年ぶり?いやいや、10数年ぶり?くらいに触る泥の感触はどうでしたか?
「懐かしい」という声や、「もっとやっていたいな」なんていう声も聞こえてきました。
幼いころに泥団子を作った経験が思い浮かんできたのかな?
「白砂かけて」と一緒に一つの泥団子を作る親子もいましたね。
例年ですと、お部屋に入り自分たちで色々な身支度ができるようになってきている姿もお家の方にお見せしていました。
コロナ禍ということもあり今回は見ていただくことが叶いませんでしたが、子ども達はお家の方が近くにいてくれている気持ちが通じて、支度がいつもより早かったですよ!
幼稚園で子ども達とお家の方と一緒に短い時間ではありましたが、過ごすことができてとても嬉しく思っております。
お家の方のご理解とご協力のおかげでこの泥団子参観を開くことができました。本当にありがとうございました。