お気軽にお問合わせください 042-483-4666 〒182-0023 東京都調布市染地3-1-29

【年中】味噌づくり

3月11日のお別れ会のあと、年長さんが部屋へ訪ねてきて、

「これよかったら使って!」と、年長さん手作りの味噌をくれました。

このお味噌は年長さんがまだ年中組だったころ、

「みんなが年長になるころまで寝かせておくと、おいしいお味噌になるよ!」

と、作ったお味噌でした。年長組での1年いろんなお料理に使ってきたので

残りはほんの少し・・・。

年長さんに負けず劣らず、食べることが大好きな年中さん。

「これだけじゃ足らないから、これ・・・」

と、年長さんが大豆と米こうじも一緒にくれて、

「これで、おいしいお味噌作ってね!」

「僕らとおんなじように、みんなが年長になったら食べられるよ!」

と教えてくれたことをきっかけに、味噌作りに挑戦することに!

もらってすぐに、真ん丸で小さくて硬い大豆をたっぷりの水に入れ、一晩おきます。

 

 

―翌日―

次の日登園してびっくり!昨日は小さかった大豆がすっごく大きくなってる!!!

「寝ている間に大きくなっちゃった!!」

「水をゴクゴク飲んだんだね!」

「お豆(の形)になったね!」

「形が変わるとは思わなかったよ~」

ですって。

水に浸しておいた大豆を、子どもたちの前でぐつぐつ煮て、やわらかくします。

手でつぶせるくらいの柔らかさ、適温になったら、子どもたちの出番です!

柔らかくなった大豆を袋に入れて、形がなくなるまで指でつぶします。

この作業が意外と大変!おいしくなるよう願いを込めてもみもみもみ・・・

そのうち、袋を机に置いて、手のひら全体でぎゅっぎゅっとつぶす子もでてきました。

    「見て見て!小さくなってきたよね!!!」

     「もう僕のはこーんなに小さくなったよ!」

全部上手につぶせたら、みんなの袋から出して1つに合わせ、

塩と米麹を混ぜ合わせておき、そこにつぶした大豆を入れてよく混ぜます。

よーく混ぜて、ひと塊りになってきたら、こぶし大に丸めた味噌玉を作ります。

味噌玉がいくつかできたら、容器に袋をかけ、

その中に味噌玉(「みその赤ちゃん」と子どもたちは呼んでました)を

並べていきます。すべてを入れたら、上からぎゅっぎゅっと押して

(そうすることで、中の空気を出し、カビが発生するのを防ぎます。)

上に袋をかぶせ、発酵させます。

これで 桜の花が咲いて、ぴかぴかの年長さんになって登園するまで、

涼しいところで休ませます・・・zzz

次の日には「もうできた~???」と目をキラキラさせて聞きに来る子もいましたが、

もうしばらくおやすみなさい・・・zzz

 

 

みんな、4月に登園した時、一生懸命作ったお味噌のこと覚えているかな・・・?

すぐにはできあがらない、時間をかけて できあがる“ものづくり”を

みんなで経験できることの喜び、できあがりが楽しみ♪な気持ちを分かち合えること、

できあがるまで、みんなでまだかな?まだかな?とワクワクできる時間の豊かさに、

とっても幸せな気持ちになります。

年長さんになって、自分たちの作ったお味噌でどんな美味しいものを作るのか、

子どもたちの笑顔と、「おいしーい♪」の合唱が今からとっても楽しみです!

・・・美味しいおすそわけも楽しみにしています♪