令和3年度 調布多摩川幼稚園の運動会が、先日行われました。
時を遡ること8月、2学期の取り組みを考えていた時、世の中は新型コロナウイルスのデルタ株が広がり、感染者が急増していました。
そんな中ではありましたが、調布多摩川幼稚園は『子どものための幼稚園』、そして『行事の主体は子どもである』ことを改めて確認し、「子ども達の成長の節目になる活動」としての運動会は、「行おう！」と決めていました。
ですが、世間は緊急事態宣言中。
収束どころか、10歳未満の感染者も増えているような状況でした。
調布市の小中学校の始業時期を遅らせたことをうけ、幼稚園も夏休みの延長、始業式を遅らせました。
2学期が始まってからは、これまで同様出来る限りの感染症対策をしながら、子ども達の生活を保障して、運動会に向けて取り組みをしていきました。
各学年、それぞれの子ども達の「成長」、「発達」、「ねらい」に沿って、種目の内容を検討して、取り組みました。
調布多摩川幼稚園の運動会は、運動会に向けて訓練をするように教え込んで、観客の方を向いて、見た目の出来栄えを披露するものとは考えていません。
子ども達が、発達にあった運動を基本的に喜んで受け入れて、仲間と創り上げていくものと考えています。
主人公は「子ども達」
そして「たがやせ たがやせ ぼくらのからだ」の思いのもと、行っていきました。
保護者の方の協力もあり、大きな混乱もなく取り組みは行えていました。
あとは、運動会の会場について。
例年だと、染地小学校をお借りして運動会を行います。
ですが、緊急事態宣言が出ている間は、小学校の貸し出しはありません。
なので、幼稚園内で行うことも考えながら、準備を進めました。
9月中旬以降、少しずつ感染者の減少傾向が見られ、緊急事態宣言解除の見通しがついてきました。
小学校にも確認をしながら、かすかに見えた小学校開催の光を目指して準備をしました。
そして、9月30日をもって、緊急事態宣言が解除され、10月1日より学校開放が再開されました。
とは言っても、コロナが収束したわけではないので、染地小学校には調布多摩川幼稚園として最大限感染症予防の対策を行うことを説明し、理解して頂き、小学校を貸して頂けることになりました。
その上で、保護者の方にはたくさんの協力をお願いをし、理解して頂き、開催準備を進めることが出来ました。
本来だと、3学年みんな揃っての運動会が行いたかったのですが、子ども達、観覧して下さる方々の安全を考えると、多くの人が一堂に集まる3学年一緒には難しく、学年毎の完全入れ替えでの開催となりました。
また、入場順は事前にくじで決めさせてもらい、一家族お二人までの観覧で、観覧場所も指定としました。
もちろん、大声での応援も避けてもらいました。
保護者の方にここまでして頂いていたので、今年も祖父母の方々や、小学生、未就園児のみなさんにも見て頂くことは叶いませんでした。
残念ではありましたが、子ども達を真ん中に考えた時に、「優先すべきことは何か？」と考え、こういった形での開催となりました。
当日は、たくさんのご協力のもと、無事に終えることが出来ました。
ご協力くださったみなさんに、心から感謝申し上げます。
そして、私たちの思いを汲んで、小学校を貸して下さった染地小学校さん、本当にありがとうございました。
今回のブログは、運動会への思いをお伝えしました。
運動会の子ども達の様子は、写真と共に別記します！
少々お待ちくださいね。
