例年、3学期が始まってすぐの土曜日に、お餅つきをしています。
昨年は、わからないことだらけのコロナ禍にあり、中止することにしました。
そして、3月に年長さんだけ、特別にお餅つきをしました。
今年はどうしようか・・・?
古来より、餅は稲の神様である稲霊(いなだま)を表すものであり、神が宿る特別な食べ物として敬われ、五穀豊穣を願い、そして感謝し米ではなく、ひと手間かけて作り上げる餅を、神様に供えるようになりました。
また、餅には食べると力がつき、新しい生命を再生させる霊力(れいりょく)があると信じられ、ハレの日(お祝いのある特別な日)に食べていました。
そんな意味のあるお餅つき!
でも、なかなか家庭で経験出来ることでもなく、貴重な体験が出来る良い機会です。
子ども達にはやはりこの経験はしてほしいなぁ~と思っていました。
なら、どうしたら出来るのか??
いろいろ考え、出来る限り関わる大人の数を減らす、そして、子どものついた餅は食べずにお飾りにする、食べる餅は大人がついたもの、手洗い消毒の徹底、、、などなど、出来る限りの感染症対策を行い、行いました!!
当日は、幼稚園の門を入ってすぐのところで釜戸でもち米を蒸かします。
薪を燃す匂いと、もち米の匂いが漂い、子ども達も気になり見に集まります。
蒸かしあがったもち米は、ツヤツヤホカホカ。
間近で見て、匂いもかいで。。。
熱いうちに、お手伝いのお父さんたちがつぶしてくれます。
お父さんたち、力持ちだなぁ!!と、その様子を子ども達が見ていました。
つぶした後は、ぺったんこぺったんこと、杵でついていきます。
お父さんたちについてもらって、最後は子ども達。
年少さんは先生と一緒に。
まわりの子ども達は、「よいしょ!よいしょ!」と応援隊!
年中さんは、先生にもお手伝いしてもらいながら、でも一生懸命小さな杵でつきました。
年長さんは、力いっぱい自分で杵を振り落としての餅つき!
つきあがったお餅は、モッチリしていて、おいしそ~!!!
子ども達がついたお餅は、鏡餅にして、各クラスに飾りましたよ。
子どもがつく以外に、お父さんたちには子ども達が食べるように、たくさんのお餅をついてもらいました。
全部で何臼ついてもらったかな??
お父さんたちについてもらった餅は、こちらも限られたお手伝いのお母さんで手早くまるめて、きなこもちと、海苔もちにしてもらいました。
こうして出来たお餅は、子ども達のもとへ!!
みんなでおいしく頂きました!!
最後は、園長先生についてもらって、締めくくりましたよ!!
なかなかいつもの同じようにはならないけれど、それでも子ども達に経験して欲しいことは、出来る限りの感染症対策をし、出来る範囲で取り組んでいます。
みんなの元気な掛け声と、美味しそうな顔がたくさん見られたお餅つきでした!!