在園児のおうちで、農家をされている方がいて、
その方が子どもたちのために、大根を育ててくださり、
大きくなったので、収穫させてもらいました。
子どもたちは、生長の過程をお散歩しながら見てきていたので、
畑に行くまで、「どのくらい大きくなったかな??」と
楽しみにしながら歩いて行きました。
畑に行くと、鈴木さんがみんなの到着を待っていて下さいました。
そして、到着して、目の前に広がっていたのは、
青々と広がった大根の葉でした。
お散歩で来た時には、まだ小さい葉っぱだったのに、
すっかり大きく葉を広げていました。
みんなが到着して、ご挨拶をし、早速大根掘りの始まりです。
まずは、鈴木さんに大根の抜き方を教えてもらいました。
「葉っぱを持って、まっすぐ上に引っ張るよ」
お話を聞いて、次は子どもたちの番です!!
葉っぱを持って、上にあげる・・・
「よいっしょ」「うーん・・・」
ぬけた~!!
「ぼくの大きい!」「ぼくのもこんなだよ!!」
と~っても大きな大根!!すごいでしょ!
立派な大根は、なかなか抜けなくて、
ちょっとだけ鈴木さんにお手伝いしてもらいました
「ぬけたー!」
抜けた大根は、新聞紙に包んで、一人一本お持ち帰り!
「何にして食べようかな~??」
そんなみんなに、鈴木さんから大根の秘密を教えてもらいました。
「大根は、葉っぱに近いほうが甘くて、下のほうが辛いんだよ!」
「へぇ~!!」
「じゃあ、上はサラダかな??」
鈴木さんにお礼をして、子どもたちは大きな大根を抱えて、幼稚園に帰りました。
「何にして食べようかな~??」
「わたしはおみそしるがいいな」
「スープもよいよね」
「サラダもおいしいって言ってたよね~」
最初は、軽々だったのが、だんだん重くて疲れてきました。
「先生が持って行ってあげようか??」
と聞くと、
「先生に食べられちゃうから、大丈夫!!!」と、
また足取りがしっかりしてきます。
でも、やっぱり・・・
「おもたーい・・・」
それもそのはずです!
葉っぱも入れたら、自分の背丈になる子もいましたからね。
でも、誰一人置いてくることなく、引きずって大根おろしにすることなく、
幼稚園まで持って帰ってきました。
お迎えに来たおうちの人に渡す顔は、どこか誇らしげでした。
みんなは、この大根をどんなふうにして食べたのでしょうね。
大根掘りの経験はもちろん素敵な体験です。
でも、その経験をおうちの方とのやりとりで
もっともっと素敵なものにしてもらえたらなぁと思っています。
「なににしてたべようか??」
「大根、~にするために、お買い物行こうか」
「これは、〇〇が掘った大根だよね~」
「△△の堀った大根、おいしいね~」
こんな会話がたくさんあって、
そしてたくさんの笑顔が見られていますように・・・。
鈴木さん、大事な畑で、貴重な体験をさせて頂き、
ありがとうございました!!