年長組の劇遊びの会から一週間後、年中組の劇遊びの会が行われました。
絵本や紙芝居を楽しむ中で、年長組の劇に刺激を受けながら、
自分たちもお話の世界を表現して遊んできました。
らいおん組は、『おおかみと7ひきのこやぎ』と、
『かにむかしの』のおはなしを、3グループに分かれて劇にしました。
『おおかみと7ひきのこやぎ』
「おかあさんだよ。あけておくれ」「じゃあ、まえあしをみせて」
「ただいま!あら、こどもたちがいない・・・」
「おおかみのおなかにいしをつめよう」「おもたいよー」
「のどがかわいた。みずをのもう」「わぁぁぁあああ」
『かにむかし』
「うちのにわにうめてみよう」
「かにどんかにどんどこへいく」「さるのばんばへあだうちに」
みんなでさるをやっつけたぞ!!
ぞう組は『スイミー』と『かにむかし』を4グループに分かれて劇をしました。
『スイミー』
「スイミー、きょうはなにしてあそぶ?」
「おおきなさかながミサイルみたいにつっこんできた」
「どうしたんだい?」「あかいさかながいなくなってしまったんだ」
「おおきなさかなのふりをしておよごう」「ぼくがめになろう」
『かにむかし』
はいのぼっちゃ、おち・・・
「さるどん、おらにもいっちょよこさんか!」
「さるのばんばへあだうちへいくぞー」「おー!!」
「どっしーん」「さるはひらとう、へしゃげてしもうたそうな」
おうちの方々も、とってもあたたかく、楽しそうに見てくださいました。
いろいろな思いを持って見て下さっていたことでしょう。
舞台に上がる前は、少し緊張の面持ちの子ども達でしたが、
劇を終えた子どもたちの顔は、安心感と少し誇らしげな顔に見えました。
おうちの方の感想も、とても素敵な感想が多くてうれしかったです。
たくさんのお客さんがいて、緊張したことでしょう。
でも、おうちの方々の温かなまなざしに見守られて、最後まで頑張りました。
年中のこの時代。
まだまだ恥ずかしくて、舞台の上で照れてしまう子もいます。
みんなに届くような声は出せない子もいます。
中には舞台に上がることが難しい子もいます。
練習と同じにならないことの方が多いのも年中さん。
でも、劇遊びの会でどう見せたかではなく、
劇遊びをする中で、どう楽しんできたかを大事に考えている劇遊びの会です。
最初は劇を見ているだけの子どもが、お友達と一緒に楽しんできたこと。
自分なりの表現を、楽しんできたこと。
自分のやりたい役を「これがやりたい」と言えたこと。
時に、我慢をして譲ったこと。
これが、次へつながっていくことでしょう。
年中組の劇7つ、どれもとっても素敵でした。
年長組では、どんな姿が見られるのか、ますます楽しみです。