調布多摩川幼稚園の年長さんも、毎年お別れ遠足に行きます。
行先は年少さんの頃から何度も足を運んできた多摩川の土手。
そして、クラス一つの連凧をあげます。
年長さんは、幼稚園3年間の中で1番の思い出を凧に描き、
クラスのみんなの分をつなげた連凧を作りました。
劇遊びの会のこと、高尾山遠足のこと、リレーをしたこと、
幼稚園であそんだたくさんのこと、
子ども達はそれぞれ思い出を絵にしました。
「〇〇たのしかったよね!!」
「××もさいこう!!」
そんなことを話しながらの、凧作りでした。
その凧を、先生たちは一つの糸につなげて、
クラス一つの連凧にしました。
先生たちも、いろいろな思いをかみしめながら、連凧にしていました。
快晴の中、お別れ遠足に出発!!
年少の時は、あっちふらふら、こっちふらふらで、
危なっかしかったこの道のりも、
今では仲間と一緒にしっかり歩けるようになりました。
年少時は30分位かかっていたけれど、
歩くのもしっかりして、だいぶ早く着けるようになりました。
土手に到着!!
全然疲れた様子もなく、さすがの年長さん。
さぁ!みんなの連凧をあげます。
自分の作った凧をしっかり手にして…
並んで準備をします。
「あがるかな?」
ドキドキ…ワクワク…
「あがった~~~~~~!!!!!」
子ども達の思い出をつないだ凧は、青い空にきれいにあがりました。
あがった凧、子ども達は嬉しそうに眺めていました。
芝生に寝転んで見たり、
土手の上から眺めて見たり・・・。
しばらくあがる凧を見た後は、
自分たちの手でも持ってみました。
初めは少しドキドキしながら、離さないように持っていた子もいましたが、
だんだんとコツをつかみ、凧あげ名人も出てきていました。
卒園前の貴重な時間。
こうして自分たちの思い出の連凧を、
3年間過ごしてきた仲間と一緒に、
見上げたこと、心にきっと残ることでしょう。
これから先、どんよりした気持ちになることもあると思います。
でも、今日の日の澄み渡る青空を思い出して、
これからも大きく羽ばたいていってほしいと、
先生たちは願っています。