先日、年少さんは初めての遠足に出かけました。
調布多摩川幼稚園では、年少さんでも子ども達だけでの遠足となります。
ついこの前も、クラスの仲間と一緒に幼稚園のまわりの公園にいって遊んだり、ちょこっとお散歩をして、草花摘みをして、「お母さんお土産!」と、幼稚園で見つけたものを持ち帰ったりと、経験しました。
今回は少し足を延ばし、多摩川の土手まで歩いていきました。
子ども達も「あ!ようちえんのうたにあるよね、「♪たまがわの~どては~るだよ~」って!」
「そうそう!そのたまがわの~どてに行くんだよ!」
「なにするの?」
「土手にいってね、葉っぱの坂道で滑り台みたいにシューって滑る土手滑りっていうのするんだ!」
前日までそんな話もしていました。いよいよ当日。
実は延期になっていた遠足でしたが、
この日はとってもきれいな青空!さあ、みんなで多摩川の土手まであるくぞ!
れっつごー!!
子ども達はクラスの友達と手をつないで歩いていきます。
歩幅を合わせてあるくって、とっても難しいことなんですね。
友達とペースを合わせて、一緒に歩いていきます。
あっという間に多摩川の土手が見えてきました!
「川が見えてきたね。あれたまがわだ!」
やっとのことで多摩川に到着!
お水を飲んで一休み。
そして、さっそく、話していた【土手滑り】に挑戦です。
先生のお話を聞いて、まずは土手のぼり。
すべるためには上らないと!!
はじめての土手滑りで、最初は先生と一緒。
先生と一緒にやったら怖くなかった!できちゃった!なんて子もいました。
だんだん慣れて、滑るのが楽しくて、一人で滑る子もいれば
自分のおしりで調節してずりずりずり~!
お友達と2人で滑ることができることに気が付いて2人組で滑る子も。
多摩川の土手でしか経験できない特別な一日を
先生と、クラスの仲間たちと楽しみました。
中には高さややってみたことのなさで怖いと感じた子もいました。
でも、“できること”だけがすべてではないと思っています。
ちょっぴり怖いな…と感じるからこそ、自分の心と相談して、
「やってみようかな、どうしよかな」と葛藤していく経験ができます。
今回はどきどきするといって、やらないことを選んだ子もいました。
でも、そんな子の姿も受け止めたいなと思っています。
自分を主張できるような先生がそばにいて、安心して過ごせることを大事に…。
改めて、子ども達の姿から大切なことを再確認させてもらいました。
できないから仕方がない、ではなくて、またどこかで経験できないかなあと
その子の成長を願って、担任は思いを馳せています。
帰り道も今年は子ども達の足で歩いて帰ってきました。
本当に一日頑張って多摩川までいってきたね。
「こんどはさ、お弁当もっていったほうがいいよ。」
と多摩川をでるときに一言。先生が忘れてきたんでしょというような表情でした。
お弁当もってお散歩なんていきたいなあ
帰り道には
「ねえねえ、せんせい!またたまがわいってあそびたいね!」
なんて言葉も。疲れも吹き飛んじゃいます。
幼稚園ついて、「ただいま~!!」
お弁当前に「たのしかった!…けどつかれちゃったぁぁ~」
とほっとした表情。
今日一日の出来事がこれからの生活につながっていきますように…!