年少さんでは、今、『空き箱制作』で作って遊ぶ生活を楽しんでいるところです。
空き箱制作では、お家で使われてる、ティッシュの箱や、お菓子の箱など、普段生活で見たことのある身近な素材をセロテープでくっつけて作り、遊んでいます。
自分達が作ったもので遊びが広がっていったら、「作る」こと、「遊ぶ」ことと2回楽しい!と思える経験が子ども達とできるんじゃないかな!と遊ぶ子ども達の姿を想像しながら、
今回は「くるま」を子ども達と作ってみました。
「せんせい、なにやってるの?」
「こうやって、トイレットペーパーの芯をくっつけるとね…」
と先生の作っている姿から関心を持って、
「作りたい!!!」
と部屋に入ってくる子もいました。
友達がもくもくと作っている姿をみつけ、「○○ちゃんなにしてるの?」とやってくる子も。
「それ、わたしもやりたい!」
「どうやって作るの?」
と先生に聞く子もいれば、友達の作っているのを真似して、同じように作る子も。
ペットボトルのキャップをライトにしてみたり、エンジンを作る子や、リボンで可愛く装飾して、「これわたしのくるま♪」と何とも満足気な子どものいい顔も見られました。
「ちゅうしゃじょうにはいりま~す。」
「みてみて!こんなところもはしれるんだよ。」
運動会でつかった平均台上を渡って走らせてみたり…
「いっしょにドライブ♪」
「おいつけるかな?!」 「おれのがはやいぞ!」
「ここがくるまのはしるところ!」
「みぎみぎみぎ!ってなってるんだ!」三角の積み木を使って、矢印をつくって遊ぶ子も。
車を引きずり、砂だらけになるまで遊んでいる子もいれば、
どんどん作っていくことが楽しい子
新しく荷物を置くところを作ってみる子など…
一人ひとりの楽しみ方の違いがその子らしくて素敵だなあと思います。
いろいろな素材があって、どんなものでも使えること、
物が豊かにあることだけが、子ども達の遊びを豊かにしていくわけではありません。
箱やトイレットペーパーの芯などなど…いろんな形、素材のものはたくさんあります。一つ一つこうやって使うとこんな風に楽しめるよ、と遊びの中で出会っていくからこそ、素材の扱い方がわかり、自分のものになっていくのだと思います。
それぞれの楽しみ方を見つけて、たくさん遊んでいました。
クラスによっては、空き箱をつかって、楽器を作って遊び始められるよう、担任が素材を選びながらだしていき、子ども達の思いをひろいながら「作って遊ぶって楽しい!」が叶うような環境を準備して生活をしています。
作品展では、子ども達の「作って遊んで楽しんだ」形跡を、一つ一つの子ども達の空き箱制作から、見て、感じ取っていただけたら嬉しいなと思います。