夏休みが明けて、幼稚園に戻ってきた子どもたちが、
「虫探しにいこう!」と庭に出て遊ぶ姿をよく見かける毎日。
子どもたちの口からよく出ていた虫の名前は、コオロギ、バッタ。
時々園内でもコオロギを見かけるものの、あまりたくさんは発見できず、
来る日も来る日も、数少ない草むらをかき分けかき分け、
長い時間コオロギやバッタを探す子どもたち。
そんな子どもたちの姿を見て、この時期、たくさんの虫がいる多摩川へ
散歩にでかけることにしました。
よーし、すみれさんも つくしさんも たんぽぽさんも集まってみんなでしゅっぱーつ!!
年少組では春にみんなで多摩川まで自分の足で歩き、遠足に出かけていたので、
今回の多摩川へのお出かけは2度目。
お天気がいい日には、団地の中の公園にお散歩にもたくさん出かけています。
「歩くのこーんなに上手になったよ!」
「横断歩道も上手に渡れるよ!」「手をピーンとあげて!」
「忍者みたいにサササっとわたっちゃうよ!」
クラスのみんなでまとまって、一緒に歩いていきます。
春に歩いた時には、多摩川の土手に着く頃には「もう疲れたぁ・・・」と困り顔だった子どもたち。
園での生活や、それぞれの育ちも豊かにあったこの半年のあいだに
体力もつき、あっという間に多摩川に到着!
多摩川の原っぱに着くと、かばんを下して早速虫探し!
「虫いないかなぁ」 と、一足、草むらへ足を踏み入れると、たくさんの虫がぴょこぴょことジャンプします。
「わぁ!いっぱいいるー!!!」 と、みんな大興奮!
「こっちにもいるよー!」「どこどこー?」
バッタを見つけ、そーっとそーっと近づきます・・・
逃がさず捕まえられるか?!息を呑む一瞬・・・
虫をゲット!
「ほらみて!バッタつかまえたよ!」
赤ちゃんバッタから、大きなものはなんと10cm!!はあるのでは?と思うような
大きなトノサマバッタもたくさんいました。
虫が苦手な子も中にはきっといたはず。けれど、みんなで夢中になって探し、
触れなくても、「おおきいねぇ」「ようちえんにはこんなおっきいのいないね」
とまじまじ見ていたり、「○○くん(○○ちゃん)は虫持ててすごいねぇ!」と
お友達の姿に驚いたりしていました。
虫を探して、茂みをじーっと見ていると、たくさんのお花を発見したり、
「見て、きれいなお花見つけた!ママにおみやげにする!」
しゃがみ込んでいたら、かくれんぼのようになったり、
「お友達、みーつけた♪」「見つかっちゃった~」
「なんだかおふろみたい~!」「くさのおふろ!」
背丈の高くなった草の中にみんなで座ってお風呂になったり、
たくさん走りまわって疲れたら、原っぱに ごろ~ん。
「きもちがいいね~」「くさ、ふわふわだね~」
草のベッドで一休み。
たくさん捕まえたバッタは、最後に原っぱに返して帰ってきました。
心地いい秋の多摩川をみんなで満喫できた素敵な1日でした。
ご協力いただいたおうちの方々、どうもありがとうございました!
虫を捕まえながら、「ずーっと昔に来た時には、そり滑りしたよねぇ?」
と、春の遠足を覚えていて、段ボールのそりで土手滑りしたことを話す
子どもたちの声があちこちで聞こえてきました。
また近々、今度は段ボールのそりを持って出かけたいと思っています。たのしみ~♪