幼稚園では、いろいろな素材に出会い、感覚遊びを楽しんでいます。
年少組では、小麦粉を使った小麦粉粘土でよく遊びます。
先日も雨が降って外で遊べなかった日に、小麦粉粘土で遊ぶクラスが。
力をこめて~うんしょ!こらしょ!
上手にできるんだよ!
今までにも何度も楽しんでいていますが、その度、子どもたちの口から
「パンみたいな いいにおい~」という声が聞こえてきて、
『からすのぱんやさん』ごっこになることもよくあります。
なにパン作ろうかな~
キリンパンつくったよ
こねこね、つくっておしまいではなく、
作り方も生地をたたきつけて、伸ばして、ちぎって・・・
本当のパン屋さんのよう!
さらには、お部屋の棚をオーブンに見立てて、パンを入れ、
きちんと焼いてくれます。
“ごっこ”なので、本当に食べたら、おなか痛くなっちゃうよ!と
いつも「本当のパンのつもり」「食べるふり」を楽しんでいる子どもたちですが、
少し前の中秋の名月に、お飾り用のお月見団子を作り、
「ほんとうに食べてみたい!」という子どもの声から、
団子粉でみたらし団子ときな粉団子を作って食べた子どもたち。
それを思い出して、「このパンも ほんとうに食べられたらいいのにね~」ですって。
そこで、ほんとうに食べられるパンを作ってみることにしました。
きょうもおいしいパンをつくろ♪
本当に食べられるから特別だね♪
これはへびだよ、にょろにょろ~
みてみて!ぺちゃんこぱん!
「これ、わたしがつくったてぶくろパン~!」「わたしは、このへびパンと・・・」
たくさんできたね!よし、焼きましょう!
じょうずにやけるかな?
よーくみておこうよ!
どんぐりクッキーのときほど、部屋中にあま~いにおいは広がりませんが、
なんだかふくらんできた!!
できたぁ!!!
さっそくみんなで食べよう!
思い思いに作ったパンを先生からもらって・・・
これ、わたしのてぶくろパンだ!
「いただきまーす!」パクリ!
「うん!」「おいしい?」
「おかわりしたい!」
おにんぎょうにも「はいどうぞ!」
自分の手作りパンに大満足!おなかいっぱいになって帰っていった子どもたちでした。
日頃から小麦粉粘土ではよく遊んでも、それを焼いて食べたのは初めて!!
(いつもの小麦粉粘土の材料にベーキングパウダーや、サラダ油などもこっそり加えましたが、、、)
私たちは子どもたちの「こんなことできるかな?」「やってみたい!」をできる範囲で、
叶えてあげたい、一緒に楽しみたい!と思いながら常々保育をしています。
初めてのことは子どもも 大人だってドキドキわくわく楽しいもの♪
子どもたちととっても楽しく、おいしい思い出がまたひとつ増えました!!
かわいくて、おもしろくて、おいしいパンをたくさん ごちそうさまでした!