年少組での生活も残りあとわずか。
年少組の最後に、1年間一緒に過ごしてきたクラスの仲間たちと
“同じ釜の飯を食う”ならぬ、“同じ鍋の味噌汁を食う”経験をしたいね!
と、お味噌汁を作って食べることにしました。
まず、だしをとろう!
私は家でお味噌汁を作る時、お手軽なだしの素を使ってしまいますが、
幼稚園という場で、せっかくみんなで作って食べるのならば、
「だしをとる」という作業も子どもたちに見せたい!ということで、
かつおぶしで出汁をとる作業を子どもたちと体験!!
まずはにおいをクンクン・・・
「あ、いいにおい!」 「このにおい知ってる~!」「おいしいにおい~!」
パクッ!!と味見も少々・・・。
「うふふ・・おいしいね」
おいしい かつおぶしを、ぐつぐつ煮えたお湯の中に たっぷり入れます。
先生「お水、いま なにいろ?」 子どもたち「とうめい!」「しろ!!!」
「かつおぶし、あったかいと ゆらゆらダンスするんだよ~!」 なんて声も聞こえました。
ゆらゆらダンスしていた かつおぶしが 鍋の底に沈んでしばらくしたら 取り出します!
かつおぶしを漉すと・・・
「あれ?透明だったのに色がついてるー!!!」
「おさかなの味が 入ったってこと?」
「味見したい!」
ということで、一口ずつ味見。
出汁の味見はおいしそうな顔
出汁ガラの味見はこの表情・・。
「味がしない・・・」 おさかなの味が移った証拠だね!
おさかなの味が たっぷり入った 出汁に クラスそれぞれ具を入れましょう!
具材はクラスによって、子どもたちと相談して決めたり、
子どもたちにおうちで食べるお味噌汁の具を聞いて、
子どもたちに教えてもらった具材から先生が選んで決めたり様々でした。
だいこん、にんじん、ねぎ、豆腐、ごぼう入り
油揚げ、わかめ、豆腐入り
ほうれん草、油揚げ、豆腐入り
最後に、忘れちゃいけないお味噌!
お味噌は年長組さんが手作りしたお味噌をおすそ分けしてもらい、
買ってきたお味噌と合わせて使いました。
「これが年長さんのお味噌だよ~」「年長さんってすごぉい・・・!」
特製のおいしいお味噌を入れたら完成!!!「やったー!!」
さっそく食べよう!
先生「おいしくできましたよ~!」 子ども「いーっぱい いれてください!!」
「いただきます…!」 「ふぅふぅ・・・ゴクッ」「おいひい!!!」
園長先生にもおすそわけ!
「おいしいでしょ?ぼくたちが つくった おみそしる!」
おかわり!!
何度もおかわりをして、大きなお鍋たっぷりに作ったお味噌汁は
どのクラスもあっという間にからっぽになってしまいました。
おうちの方からは、「うちの子、あまり家でお味噌汁って飲まなくて・・・」
「野菜がそんなに好きじゃないから食べないかも・・・」と聞いていた子もいたのですが、
お友達が食べているのを見て、「おいしそうだな」と思って食べてみたり、
あの子も食べているし、自分も食べてみようかな・・と挑戦してみたり、
“おともだちと いっしょ”“同じ鍋の味噌汁”だからこその「おいしい顔」もたくさん見られました。
子どもたちと一緒に おいしい思い出をまたつくることができたこと、
豊かな経験ができたこと、とっても幸せに思います。
食べることが大好きなこの子たちが 年中さんになって、
どんなことにドキドキわくわくして みんなで一緒に「おいしい!」の
体験をしていくのか、今から楽しみです♪