待ちに待った手作りうどんを食べられる日。
外はさむ~いあいにくの雨模様。
でも、温かいおうどんを食べるのには、ちょうど良かったかな?
昨日作って寝かしたうどん生地。
それは弾力いっぱい、もちもちのうどん生地に仕上がっていました。
それを、伸ばしていくところから始まりです。
とっても弾力があって、伸ばすのにはとっても力がいりました。
でも、さすが幼稚園で一番大きな年長さん!
うどんの弾力にも負けない力で、生地を伸ばしていきました。
次は、たたんで生地をうどんの太さに包丁で切ります。
「この位かな?」
太いのや細いのや長いのや短いのなど、
いろ~んなおうどんが出来上がりました。
そんな様子をドアの外から見ていたのは・・・
年中さん。
「なにしてるの??」「うどん作ってるんだよ!」
「えっ?うどん?いいなぁ~」
出来上がったうどんは、ついにお鍋に入れて茹でます。
園長先生の用意していた大きな鍋に、うどんを入れました。
おいしくなるかな~??と子どもたちは見守っていました。
ゆであがったうどんは、まずはそのまま少しだけ。
「おいしい!!」と子どもたちは楽しみがさらに増したようでした。
この日のうどんは、クラス毎に具材や味を決めました。
うめ組は、自分たちで作ったお味噌で味付けで、
好きな野菜を入れたものにしました。
さくら組は、担任がどうしても食べさせたい味を!!ということで、
白だしに、白菜やねぎなど、シンプルなものになりました。
両クラスとも、自分たちで買い物に行き、必要なものを買って来ていました。
近くのスーパーも、何度足を運んだことでしょうね。
いつも温かく受け止めて下さるコープ染地調布店の方、ありがとうございます。
ゆでたうどんは、それぞれの具材、味付けの鍋に移されて、煮込みます。
このころには、子ども達のお腹もグーグー腹ペコ。
「よし、出来た!」となってからの、食べる準備の早いこと。
さすが、食べるの大好きな子ども達です!
準備が出来たら、お椀に入れてもらいました。
「せんせい、もっともっと!!」と子ども達。
みんなに配り終えると、ついに食べられる時が。。。!!!
「いただきます!」言うなり、うどんを食べる子ども達。
「おいしい!!」「たまんな~い!!」と次々に口に運んでいきます。
あっという間に食べきって、「おかわり!」と言っていました。
この日は、一人1個のおにぎりも持ってきていたのですが、
うどんを食べずにおにぎりを口にした子がいました。
「あら、おうどんじゃないの??」と聞いたら、
「だって、美味しいのは後に食べたいんだもん」ですって。
そんな時、「作ってくれた園長先生にもあげなきゃ!!」
「あべさんにも食べてもらおう!」と、お世話になった先生にもあげることに。
自分たちの作ったものを、分けてくれる優しい子ども達です。
この学年の子どもたちは、3年間でいろんなものを食べてきました。
食べている顔が、いつも本当にうれしそうで、
私たちもついつい食べさせたくなってしまっていました。
美味しいものを、「美味しいね」と言って食べる子ども達、
美味しいものを、美味しそうな顔をして食べる子ども達に、
私達はたくさんの幸せを分けてもらっていたように思います。
そして、食べることから、たくさんのことを学んだ子ども達だと思います。
これからも、美味しいものを美味しいと言い、
美味しそうに食べる子ども達でありますように。。。
3年間、よく食べてくれてありがとう!!
卒園まで9日。。。