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わくわくハウスのおはなし

調布多摩川幼稚園に入って、正面にあるのが、大型遊具の「わくわくハウス」です。

自分の身体をどうやって動かしたらよいのか、自分に出来るのか等、自分の頭で考えて、そして、実際に体を動かしながら挑戦していってほしいと考えている遊具です。

幼稚園に入るとすぐに目に入り、とても魅力的な遊び場です。

ですが、3階まであり、背も高く、危険もたくさんあります。

年少さんも、入園してすぐに遊びたいところではありますが、最初は先生と一緒に一つ一つ遊び方を確認していきます。

ある日の年少さん。

「今日はここのはしごからのぼってみようね」

一段目が少し高くなっていて、はしごが揺れるので、上るのには手と足の力が必要です。

両手と両足を使い、頑張って上っていきます。

「のぼれた~!!」「やったね!!」

次はクモの巣ネットをわたっていきます。

ゆらゆら揺れるし、下は見えるし、ちょっと怖い。。。

けど、両手と両足をしっかり使って渡りました。

クモの巣ネットの先にあるのはすべり台。

このすべり台は、幅が広くて両手で両サイドをつかむことは出来ません。

子どもにとって、支えがないのは怖い子もいます。

また、途中波打っているところもあり、勢いよく滑るとスピードが出て、少し怖いこともあります。

片手で支えてスピードを調整したり

怖い子は先生と一緒にすべってみました。

こうして、年少さんはルールや使い方を確認しながら、少しずつ遊べる範囲を広げていきます。

ある日の年中さん。

わくわくハウスは3階までありますが、年少さんが遊べるのは2階までと決めています。

なので、年中になると「ねぇせんせい!ぞうぐみさんだから3かいいける??」と聞いてきます。

「そうだねぇ、行ってみる??」と聞くと「うん!いく!!」とすぐに返ってきました。

3階に行くにも、2カ所上るところがありますが、まずはクモの巣ネット横の木のはしごから。

しっかりつかみながら、上っていきます。

上った先には、トンネルがあります。

「トンネルの先には何かがいるから見てきて~!」と先生。

トンネルの先には、、、、、

秘密のお部屋があります。

そのお部屋には、フクロウさんがいました。

「ふくろうがいたよ!!」

「ふくろうみつけた~!」

他にも、小さな窓から幼稚園の園庭が見下ろせて、「すごいたかいね~!」と喜んでいました。

3階へ行き、新たな発見をし、うれしそうな年中の子どもたちでしたよ。

ある日の年長さん。

年長さんでも、わくわくハウスのチャレンジは続きます。

それは、ジャンプ台です。

地面から2mほどのところにあるジャンプ台。

自分の身長の目線からすると3mほどの高さからのジャンプになります。

そこからのジャンプはドキドキする子もいます。

ドキドキするけど、勇気を出して。。。。

ジャ~ンプ!!!

無事に着地を決めて、にっこり。

当然ながら、ジャンプ台から飛び降りてみたいけど、怖い子もいます。

ジャンプ台の上に立って、下を見下ろし、飛び降りようとするけど、怖くて一歩下がり、でもやっぱり飛びたくて前に出るけど、怖くて下がって、、、、。

何度も何度も葛藤しながら、飛び降りられる子もいれば、飛び降りることをやめる子もいます。

それで良いんです。

「こわいからやめておこう!」と選択できることも、立派な育ちと思っています。

無理なく、その子が「いまだ!!」と思える時を、待って支えてあげたいと思っています。

ただ「おもしろそう!」と遊具を置いているわけではなく、その中での育ちを大切に考えています。

3年間で、様々なわくわくハウスの魅力を感じて、めいっぱい楽しんでもらえたら嬉しいです。