調布多摩川幼稚園の砂場は3つに分かれています。
それぞれの砂場には、違いがあります。
今日はその違いをご紹介します。
1つは、川砂の砂場です。
こちらの砂は、一般的な公園にある砂場の砂です。
サラサラしていて、山を作ったり、トンネルを掘ったり、
長く掘って川を作ったりします。
型抜きでケーキを作ったり、ままごとを楽しむのは、こちらの砂場を使います。
2つ目は、山砂の砂場です。
少し粘土質の、土に近い砂になっていて、粒子が細かいものと少し粗いもので出来ています。
しっかり固まるので、スコップで掘ったり削ったり、
裸足になって水を流して、泥を足で踏んで感触を楽しみます。
また、泥団子作りなどに適しているのもこちらです。
3つ目は、川砂の砂場ですが、上2つの砂場と少し離れたとこにあり、
少しゆっくり遊べるように、奥に設置しています。
幼稚園の子ども達は、この3つの砂場をいつでも好きに使って遊びます。
それぞれの特性を生かし、遊び方を自然に変えています。
川砂で泥団子を作っていても、なかなか固いお団子になりません。
「なんでだろう??」と思い、今度は山砂で泥団子を作ってみたら固まった!
こっちの方がきれいな泥団子になるんだ!!と知ります。
時には、年少さんが川砂で泥団子を作っていると、
年中長さんが「こっちの砂の方がかたくなるよ!!」と教えてくれたり、
ピカピカになる魔法の砂の場所を教えてくれたりする姿もあります。
また、砂場の横には、井戸のような”ガチャポンプ”があり、子ども達は上下に動かして水を出します。
力の入れ具合や、動かし方で水の出る量が違うので、まだ扱いの慣れない年少さんに、
年長さんが教えてくれたり、手伝ってくれます。
ガチャポンプから流れる水は、ジャブジャブ池にたまります。
子ども達は、裸足になって足を突っ込んだり、そこから水をすくって遊んだり、
時には「温泉だ~!!」と、温泉のように使って遊びます。
夏は、カツラの木が木陰を作り。子ども達の憩いの場になります。
水を流して遊んだり、水をためて水遊びを楽しんだり、
水を汲んで、砂場に運んで泥遊びを楽しんだり出来る、
幼稚園自慢の砂場です!!
子ども達は、日々遊びたい時に、自由に遊んでいます。
暑い日も、寒い日も、砂場ではいつも誰かが遊んでいます!!
『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』
という位、砂場遊びは子どもにとって大事だと考えられています。
だからこそ、調布多摩川幼稚園では、砂場の環境を大事に考えています。