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令和2年度の作品展

調布多摩川幼稚園では、2学期の後半の取り組みとして、造形活動を行います。

この造形活動は、保護者の方に見て頂くために見栄えのする素敵なものを作るために行っているわけではありません。

 

子ども達は、遊ぶためにものをつくり、そのことを通して自分の世界をつくり、また仲間にも出会っていきます。

ものづくりは、面白さを求める中で、他者と出会い、誘ったり協調したりするコミュニケーションの仕方を得ていくことにつながります。

こういった考えのもとで造形活動を行っていきます。

 

こうして取り組んできた過程を踏まえて、子どもの育ちや、出来たものを見て頂く場所として、例年【作品展】を行っています。

過去の作品展の様子はこちら

 

調布多摩川幼稚園の作品展は、作品を見て頂くのと同様に、その過程も知って頂けるようにしています。

また、造形活動の背景には、日々の生活が土台になっていることがわかるように、日々の生活についてもコメントや写真でお見せしています。

 

子どものどのような育ちがあってこの作品が出来てきたのか

日々の生活があり、その中で子ども達がどのような思いを持って作った作品なのか

一緒に作った仲間とのやりとりなど人間関係がどうであったのか

造形活動の土台となる日々の生活はどんなであったのか

 

それぞれの学年ごとに、大事にしてきたことをだれが見てもわかるように展示します。

 

 

そうすることで、年少→年中→年長の育ちの道筋がわかり、年少の保護者の方はこれからの成長を感じることが出来、年中の保護者の方は、1年の成長を感じ、1年後の成長を楽しみに出来、年長の保護者は調布多摩川幼稚園で過ごしてきた2年半での子どもの成長を感じることが出来る時間となります。

 

そのため、子どもの作品同様に、説明書きや、写真、コメントが多くなります。

 

多くの保護者の方が、その展示を丁寧にご覧になってくださいます。

時には、その掲示を見るために列をなすこともあります。

 

 

こういった形で行う調布多摩川幼稚園の作品展。

令和2年度について、どのようにするのかを考えました。

子ども達の取り組みとしては、例年通りに行うこととしました。

問題は見て頂くことを、どのようにするのかです。

 

例年通りにしてしまうと、大人の密を作ってしまいます。

 

でも、子ども達のやってきていること、大事にしてきたこと、育ちは伝えたい。。。

あーでもない、こーでもない、、、

職員会議をする中で、いろいろとアイディアを出し合いました。

 

そして、今年度は「作品展通信」を発行することにしました。

毎年、造形活動の様子は、クラス毎にクラス通信でお伝えしています。

ですが、他クラスや、他学年の様子はわかりません。

なので、当日の掲示物を減らし、当日までに取り組みや作品について知ってもらうために、毎週3学年の取り組みの様子を「作品展通信」として発行し、幼稚園全体の様子を保護者の皆様に知って頂くこととしました。

 

毎週発行します。

旬な子どもの様子をお伝えしますので、ご覧下さいね。

 

【未就園児の保護者の方へ】

例年、未就園のおうちの方にも来て頂いていますが、今年は残念ながらそれは難しそうです。

「作品展通信」と、幼稚園の造形活動の様子はブログでお知らせします。

よろしければ、調布多摩川幼稚園の取り組みについては、当ブログをご覧ください。