昨年の3月から、新型コロナウイルスの感染に不安を感じながら、今日まで過ごしてきています。
昨年の3月は、小学校の休校要請が出る中、幼稚園は開園をしました。
そして4月から2ヶ月の休園。
例年より2か月遅れで始まった昨年度。
調布多摩川幼稚園では、子ども達の日常と、育ちを保障するために、精一杯の努力をしてきました。
その中では、先生たちもたくさんの我慢をしてきました。
子どもと一緒に食べるお昼ご飯の時間は、子ども達の様々な姿が見える貴重な時間ですし、一緒に美味しいものを食べることで、共感しあい、子どもとのつながりを感じたりします。
日々の保育を考えたときに、子ども達とこんなことしたい、あんなことしたい!と思って準備をしたくても、日々の掃除や消毒業務が以前に増して入るため、準備が追い付かないこともありました。
今年に入り、ワクチン接種がすすんできました。
その中で、高齢者接種の他、優先接種のニュースも聞かれるようになりました。
「子ども達が幼稚園・保育園で安全に過ごせるように」そして、私たち職員は「子どもを守る大人の責務と思い」先生達に優先的に接種が出来ないものか?と、調布市の私立幼稚園協会と保育園協会が連名で、教職員にワクチンの優先接種をお願いする緊急要望書を調布市長に提出しました。
そして、調布市や医師会がその要望を取り上げて下さり、幼稚園の教職員、保育園の保育士さんや職員の、優先接種をして下さることが決まりました。
要望書を提出してから2週間少々で、様々な対応をして下さり、6/19より順番に接種することとなりました。
もちろん、ワクチン接種は強要するものではありません。
ワクチン接種のメリット、デメリットをきちんと理解したうえで、職員一人一人がワクチン接種を受けるか受けないかを決定しました。
現在、1回目の接種を終え、7月中には2回目の接種を終える予定です。
ワクチン接種がすべてを解決させてくれるわけではありませんが、私たち教職員が受けることで、子ども達の継続した幼稚園生活を守り、少しでも安心して幼稚園生活が送れるようになると良いと願っています。
ワクチン接種に至るまで、短い期間での準備やご対応に、調布市の職員の皆様に、心より感謝の気持ちでいっぱいです。
※ワクチン接種に関しては、個人の意思が尊重されるものだと思っています。
ワクチン接種に関してのお問い合わせには、お答えできませんので、ご了承ください。