進級して1か月半が過ぎ、年長組は、クラスの仲間と一緒に大きなこいのぼり作りをしたり、遠足にペアの年中児と一緒に行ったことをきっかけに、お兄さん、お姉さんとしての自分たちを少しずつ意識する子も見られはじめました。
そして、クラスの仲間と力を合わせると、こんな力も発揮出来るよ!!と感じてほしいと願い、5月末頃からラグビーの取り組みを始めました。
ちょうたまルールのラグビーですが、勝手なことをすると怪我をしてしまう心配もあるので、きちんとルールの確認をしながら、クラスごとに取り組みました。
力を込めて押し合いをするので、最初は少し怖くなる子もいましたが、お友達が助けてくれたり、一緒に押してくれたりして、怖がらないで出来るようになりました。
最初はクラス毎に、先生と1対1や1対3などで楽しみ、少しずつ子ども同士で対戦していきました。
どこを押したら力が伝わるんだろう?
どこに力を入れたら踏ん張れる?
子どもたちはラグビーをするたびにいろいろ考えて、試していました。
そうして、だんだんとラグビーが楽しくなり、クラスの仲間から、同じ学年のもう一つのクラスとの対抗することに、気持ちが向いていきました。
「さくらぐみもラグビーやってたから、たいせんしてみようよ!」
「うめぐみとやろうよ!!」
クラス対抗も楽しみました。
だんだん白熱してきて、負けて悔しくて泣く子も出てきたりするようになりました。
この真剣な顔や、一生懸命に頑張る姿はぜひおうちの人にも見て頂きたい!!ということで、
ラグビー大会を開催しました。
気合十分の子どもたち。
向き合って挨拶をし、園長先生のホイッスルの合図で試合開始です。
始まる前はニコニコおうちの人に手を振る子どもたちも、始まった瞬間に真剣な顔に。



ボールの近くを押そう!とボールの位置を仲間と確認しながら「こっちおして」「もっとこっち」など、教え合いながら自分たちのゴールの方へ押していきます。


自分のゴールに入れられてはたまらん!!と、反対側から全力で押し合います。
ラグビーを始めたころは、押し合いが崩れて倒れたり、ずっこけて転んで泣く子が多かったのですが、どの子も必死で、転んでもすぐに立ち上がったり、立ち上がった子に手を差し伸べて、次にこうしようと伝えあったり、みんなの気持ちが同じ方向を向いていることが感じられました。
みんなが一生懸命だったので、なかなかトライが決まらない時間も多かったですが、少ないチャンスにトライもありました。


うれしい時は先生やお友達と一緒に喜び合います。


応援していたおうちの人も大盛り上がり。


子どもも先生もおうちの人も一体感がすごいラグビー大会でした。


少しだけ動画でラグビー大会の様子をご覧いただけます。
ラグビーの経験を経て、また一段とクラスの意識が高まってきたように思います。
この経験を遊びや次の取り組みに生かしていけたらと思っています。